「立春」と節分の関係は? 二十四節気 -1-

こんにちは
名古屋にある花屋の坪井花苑です。

2022年の立春は2月4日。
一年で最も寒い時期ですが、暦の上では春の始まりとされています。
ちなみに昨年2021年の立春は2月3日でした。
(昨年の記事はコチラ→2021年の節分は2月2日!いったいなぜ?

まだ寒いのに、なぜこの時期に春が始まるとされるのか、
節分と立春の関係は?についてまとめてみました。

 

「立春」とは何でしょうか?


立春とは二十四節気の最初の節気で、「春の始まり」であり、一年の始まりとされる日です。
「立」は中国語で「始まる」を意味します。

そもそも二十四節気とは?


太陽暦を使用していた時代に、季節を表すための工夫として考え出されたものです。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。
つまり1年を24等分し、それぞれに名前が付けられています。

現在二十四節気を定めている定気法では、太陽黄経(太陽の動き)に基づいて定められています。

1年で最も昼の短い日である「冬至」
1年で最も昼の長い日である「夏至」
昼と夜の長さが同じ日である「春分」と「秋分」
この四つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。

立春はこの「冬至」と「春分」のちょうど真ん中にあたります。

まだ寒いのに春が始まる?


日本では平安時代から使われている二十四節気ですが、
なぜ一年でも最も寒い時期に春が始めるとされるのでしょうか?

そもそも二十四節気は古代中国由来のものであるため、
日本の季節感とズレが生じているというのが理由の一つにあります。
(日本には梅雨や台風等、日本特有の気候もあり、気温の変化の時期も中国とは異なります。
この様な季節感のズレを補うために、日本では八十八夜や入梅、半夏生など日本特有の雑節も
取り入れられてきました。)

また、立春が寒いのは、
立春が春の始まり、冬から春に変わっていく転換点にのため、まだまだ寒く感じます。
しかし、冬至の頃より日の出は約10分早く、日の入りは約40分遅くなっていて、
昼間の時間は約50分も長くなっています。日照時間が気温に反映されるには時間がかかるため、
立春の頃はまだ一年で最も寒い時期となるのです。

しかし、ここでの寒さのピークを過ぎた後は、少しずつでも確実に春が近づいてきます。
立春以降に吹く暖かい突風を春一番といい、以降徐々に気温も上昇していきます。
春の始まりを感じ始めることができますね。

節分と立春の関係は?

「節分」とは季節の変わり目(節目)にあたる日のことで、元々は立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指していました。
旧暦で春は一年のはじまりであることから、立春は特に重要視されていたそうです。
そのため、現在では立春の前日のみを「節分」と呼んでいます。

節分と立春は、大みそかとお正月のようなものです。
立春は二十四節気の初めの節気であり、立春は新しい年の始まりです。
前日の節分には、豆(魔滅)を撒いたり、イワシの頭やヒイラギを飾って、厄を払う行事が
現代まで残っています。


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厄除けとされる「ヒイラギ」
難を転ずる「南天」
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◆坪井花苑
https://tsuboikaen.co.jp/

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