こんにちは
名古屋の花屋の坪井花苑です。
気がつけばもう5月も後半。
難しい今の季節、体調に気をつけてお過ごし下さい!
今回は、二十四節気の8回目「小満(しょうまん)」について
まとめてみました。
「小満(しょうまん)」とは?
小満(しょうまん)とは、あらゆる生命が満ち満ちていく時期のこと。
陽気が良くなり、太陽の光を浴びることで、万物がすくすく成長していく季節です。
また、江戸時代に記された暦についての解説書には、
「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。
このことから、万物が次第に成長する様子が伺えます。
次第に春から夏へ移り変わるのもこの時期の特徴かもしれません。
そもそも二十四節気とは?
太陽暦を使用していた時代に、季節を表すための工夫として考え出されたものです。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。
つまり1年を24等分し、それぞれに名前が付けられています。
現在二十四節気を定めている定気法では、太陽黄経(太陽の動き)に基づいて定められています。
1年で最も昼の短い日である「冬至」
1年で最も昼の長い日である「夏至」
昼と夜の長さが同じ日である「春分」と「秋分」
この四つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。
小満(しょうまん)の季節の特徴は?
走り梅雨
5月中旬である小満(しょうまん)の時期は、気温や気候がとても過ごしやすいです。
皆さんは「走り梅雨」という言葉を聞いたことはありますか?
「走り」とは先駆けてという意味で、「梅雨の走り」や「迎え梅雨」などとも呼ばれます。
そのため、梅雨入り前に少し天気が崩れる日が続くことを指します。
沖縄地方が梅雨入りすると本州にも前線が停滞し、天気がぐずつくことがあります。
この時期は、いつ雨が降っても安心なように折り畳み傘を持ち歩くのがおすすめです!
衣替え
着る服も迷い始めるこの時期。
夏服への衣替えの時期としては、6月1日が一般的です。
今の時期から少しずつ春服を整理し、夏服の準備を始めてもいいかもしれません!
また、この日に衣替えをしなければいけない、というわけではありませんので
落ち着いたタイミングや気候に合わせて変えてください!
夏服への衣替えの目安の気温としては、
最高気温が22℃を超えたらとも言われています。
この時期の花は?
紅花(ベニバナ)
この時期に見頃になる花は、紅花(ベニバナ)です。
個性的な形と、鮮やかな黄色やオレンジ色が印象的なお花です。
二十四節気の中には二十四節気を3つの候(初候・次候・末候)に分け、1つ1つの候にその時期を表す名前がついています。
そして小満(しょうまん)の次候は「紅花栄(べにばなさかう)」です。
このことからわかるように、紅花はこの時期になるとみられるようになります。
また、紅花は日常生活でも目にするものの原料になったりもしています。
花びら→染料
種子→油の原料
紅花の赤い色素は「紅」と呼ばれ、口紅の原料にもなっているんです!
また、紅花の油にはリノール酸やオレイン酸と呼ばれるものが含まれており、
心臓病、高血圧などの生活習慣病の予防・解消、腸内環境を整え、便秘を解消する効果も期待されます。
向日葵(ヒマワリ)
夏を代表するヒマワリ。
一輪で飾っても、花束やアレンジメントのメインにしても楽しめる、存在感のあるお花です。
一般的な開花時期は7月〜9月頃ですが、店頭では少し早めに見ることができます🌻
ヒマワリを長持ちさせるポイントは、水が少ない花瓶に入れることです。
茎についている細かい毛が水に浸かると、雑菌が繁殖して痛む原因に。
そのため、なるべく少ない範囲でお水につけてあげてください。
また、ヒマワリといえば黄色の花を思い浮かべる人も多いと思います。
ですが、品種によって形や大きさ、色や印象は様々です。
過去にヒマワリの種類をまとめた記事もあります。
是非覗いてみてください!
【これもヒマワリ?!人気の品種をご紹介】
http://tsuboikaen.co.jp/2021-0714/
また、いつもお世話になっている人へヒマワリを贈ってみるのも良いかもしれません。
きっと、元気が出るはずです!
暖かい日も多くなり、夏が近づいてくる雰囲気も少しずつ感じられるようになりました。
夏に見頃の花は鮮やかな色も多く、明るい空間をつくってくれます。
お花とともに、夏へ向けて準備を始めましょう!
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Life is beautiful. even better with flowers.
-人生は素晴らしい。お花があればもっとね。-
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