大寒(だいかん)二十四節気 -24-

こんにちは!
名古屋の花屋の坪井花苑です。

1月も半ばを過ぎました。
寒さも厳しい頃ですが、少しずつ春に向かっています!

あたたかいものを食べ、お風呂に浸かるなどして身体を温めてお過ごしくださいね。

今回は、二十四節気の24回目「大寒(だいかん)」について
まとめてみました。

 

「大寒(だいかん)」とは?

大寒(だいかん)とは、寒さがさらに厳しくなり1年中で最も寒い頃です。
冬の季節の最後の節句であり、冬の最後を締めくくります。

前回の二十四節気の23つ目、「小寒」
今回の24つ目の「大寒」を合わせて、「寒の内(かんのうち)」と呼びます。

寒の内は、1年でもっとも寒い時期をさします。
この寒の内の期間は約30日間となります。
また小寒に入ることを「寒の入り」、大寒が終わることを「寒の明け」と呼びます。

-2023年-
小寒 (1月6日)
大寒 (1月20日)
立春(2月4日) → 1年の始まり
という流れになり、

二十四節気においては、立春が1年の始まりとなっています。

▼「小寒(しょうかん)」の記事はこちらから
http://tsuboikaen.co.jp/24sekki-23/

 

そもそも二十四節気とは?


太陽暦を使用していた時代に、季節を表すための工夫として考え出されたものです。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたものです。
つまり1年を24等分し、それぞれに名前が付けられています。

現在二十四節気を定めている定気法では、太陽黄経(太陽の動き)に基づいて定められています。

1年で最も昼の短い日である「冬至」
1年で最も昼の長い日である「夏至」
昼と夜の長さが同じ日である「春分」と「秋分」
この四つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。

 

大寒(だいかん)の期間の最終日、「節分」

大寒の最終日、また立春の前に当たるのが「節分の日」

節分には漢字からもあるように、「季節を分ける」という意味があります。

多くの人がイメージする「節分」は2月3日ですよね。
実は、節分は年に4回もあったんです。

二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日が「節分」と言われる日です。

先ほどもあったように、「大寒」の次の節気である「立春」は二十四節気では1年の始まり。
そのため、この「立春」は昔はお正月と同じような日だったそうです。
「立春(=お正月)」前の「節分(=大晦日)」となり、特別な日とされていました。

その名残もあり、現在では立春前の節分、23日が大きく祝われるようになりました。

 

節分の文化

節分の日に食べるものといえば「恵方巻き」ですね。

最近では、スイーツの恵方巻きや、素材にこだわった豪華な恵方巻きなどさまざまな恵方巻きが登場し、それぞれ楽しんで節分を迎えることができます。

改めて恵方巻きを食べる文化について見ていくと、節分の日の夜にその年の恵方の方角に向かって、太巻きを食べるという文化が昔から続いています。

「恵方(えほう)」とは、その年の福徳を司る歳神様がいらっしゃる方向のことで、「何事も吉」とされる方角、つまりその年の最も良いとされる方角のことをさします。

 

-恵方巻きを食べる際のルール-
恵方巻きを食べる際に、「話してはいけない」などど昔からルールが身についている人も多いかもしれません。
それぞれにはきちんと意味があります。

〈切らずに1本食べきる〉
さまざまな具材(=主に七福)を巻き込んだ恵方巻きを切ることは、「縁が切れる」ことにつながり、縁起が悪いとされています。
そのため切って食べず、最後まで食べ切るのが基本です。

〈無言で食べる〉
食べる途中で話してしまうと、体の中に取り込んだ福が口から逃げてしまうといわれています。

〈笑顔で食べる〉
「笑う門には福来る」という言葉にもあるとおり、笑うことで邪気を払うという意味があるそうです。

このように、恵方巻きを食べる際のルールや由来は地域差などもありますが、きちんと由来の意味を知ることでより節分の日を楽しめます。

2023年の方角は「南南東」です!

今年1年の幸せを願いながら、恵方巻きを食べましょう。

 

旬を迎えるお花

大寒が終われば立春を迎え、もうすぐ春を迎えます。
どの季節のお花もいいけれど、やっぱり春のお花は色が豊かで柔くて素敵です!
今回は一足早く、春のお花をご紹介します!

 


○ユキナヤギ
花言葉:「愛らしさ」

流れるように咲く、一面の花が目を引くお花です。
真っ白な花が雪のようであったことから「雪柳」という名前になったそうです。

ユキヤナギを見ると春がきたなと感じる方も多いかもしれません。

 


○フリージア
花言葉:「感謝」「友情」

フリージアは、別名「浅黄水仙(アサギスイセン)」とも呼ばれます。
香りも良いことから人気のお花です。
色によって少し香りが違うとも言われています。
いろいろな色をぜひ試して、違いも楽しんでくださいね!

 


○ミモザ
花言葉:「感謝」「友情」

好きなお花はミモザという方も多いかもしれません。
ふわふわで鮮やかな黄色は見るだけで元気をもらえます。

3月8日の「国際女性デー」でもミモザを贈る風習があります。
ミモザは、感謝を伝えるのにぴったりなお花です。

 

いかがでしたでしょうか?
今回で二十四節気は第24回を迎え、最後となりました。

よく知っているという節気や、普段はなかなか耳にすることもない節気などさまざまあったかもしれません。
二十四節気は、少し知っているだけで四季をよりいっそう楽しめます!

そして二十四節気を深堀していくと、日本には文化・風習を昔から大切にしてきたこともよくわかります。
この節気を通して、日本の大切な文化を味わいながら今年1年過ごしてもらえると嬉しいです!

また、日本の文化にはお花も深く関わっていることも多くあります。
季節のお花を飾って、そして時には贈ってお花のある暮らしを送ってもらえたらと思います。

お花のご相談、承ります!
季節のお花、お部屋に合ったお花、贈る人にイメージに添ったお花などお気軽にご相談ください♪

 

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